皆様もお気づきと思いますが、このところ財務省が「日本の財政が危ない」という財政赤字の深刻さをアピールする統計、試算を次々と発表してきています。
2005年度末には、538兆円の国債残高も、2008年度には625兆円、2018年度末には917兆円に達するとする数字なども堂々と出てきたりしています。(財務省「国債整理基金の資金繰り状況等についての仮定計算」より)
また、テレビのニュースでも財政破綻ということばが使われ、報道ステーションのような一般的な番組でも特集を組んだりされました。(実際の内容は、全く大したことのないものでしたが・・・)
今回、このような発表をしてきた背景には、「増税や社会保障費削減やむなし」の世論づくりの狙いがあると言われています。しかし、このような発表をしなくても現実的に世論は「最早ある程度の増税はやむを得ない」という状況になってきており、小泉首相がやめた後には、消費税アップ等の増税があるだろうということは常識になりつつあります。
では、「増税や社会保障費削減」により、日本の財政は健全になっていくのでしょうか。また、我々の生活は、どの程度の痛みで済むのでしょうか。 |